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Biography

 

慶應義塾大学文学部 哲学科 美学美術史専攻 卒
尚美学園大学大学院 芸術情報研究科 音楽表現専攻 中退

幼い頃、二期会の茂木生子氏にピアノを習う。

小学校ではブラスバンドに所属し、アルトホルンとトランペットを担当。

器楽部ではアルトリコーダーで全国大会銀賞を受賞する。

大好きだったファミコン『ドラゴンクエストIII』の高速フレーズやシーケンスがシンセサイザーで作られていることを茂木先生から教わり、自宅で姉が聴いていたTechnotronicなどのハウスミュージックや80年代ユーロビートに触れ、シンセサイザーへの関心を深めていく。

小学校時代にはピアノコンテストに落選。トランペットも、中学時代に他校とのアンサンブルで木管楽器や弦楽器を含む大編成サウンドに圧倒され、断念した。

中学一年生の頃、ジャケットデザインが未来やSF映画のようだと感じ、ハウス、テクノ、ユーロビート、ジャーマントランス、ダンスポップなどのCDに出会う。自宅でRoland XP-50というシーケンサー付きオールインワンシンセサイザーを用い、音楽制作を始める。

購入したCDや説明書、参考作品を通じて、シンセサイザーやドラムマシンにおけるオシレーター(VCO)、フィルター(VCF)、アンプ(VCA)、ADSRなどの制御信号、空間系エフェクト、ダイナミクス系エフェクトの構造や工夫を独学で学ぶ。

自己流で作曲本を読み、シンセサイザーとターンテーブルを一日八時間演奏する思春期を過ごす。当時は「ハウス・テクノによって人種の壁を越え、世界は平和になる」と夢想していた。

また、茨城の祖母の家を訪れた際に、リットーミュージック出版のCD付き雑誌『Groove techno vol.2』を購入。様々なシンセサイザー機材やアーティストを知るきっかけとなった。

テクノやハウスの魅力を広めようと他クラスまで歩いて回ったが、周囲の音楽観とは少し距離があり孤立気味でもあった。(一方で、ユーロビートやTRF、2 Unlimitedなど、メロディアスでPOPなダンスミュージックには共感を得られた。)

同じクラスには、ハウスやテクノへの理解者である親友が一人いた。最初は曲同士のテンポを合わせることに大きな難しさを感じ戸惑った。

高校の音楽授業では、Artcore(アートコア)というジャンルの楽曲「Deep Forest(深い森)」をRoland XP-50(All in One Synthesizer)とサンプラーを用いて制作。

そのアンビエント・ドラムンベース作品が音楽講師の目に留まり、講師が担当するコミュニティFMラジオでオンエアされる。両親からは経済学部への進学を勧められる一方、現代文、哲学、文化人類学、近代思想史、小論文、俳句など多様な教師の指導を受け、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史専攻へ進学した。

苦手意識を抱えながらも、現代音楽のミニマル・ミュージック、ミニマルテクノ、ミニマルアートの違いを理解したいという動機から、モダンアート、近現代美術、クラシック音楽史、仏教美術などを学ぶ。

ゼミナールでは、ミニマルアート、漫画、アニメ、Fatboy Slimのミュージックビデオ表現などを研究した。

大学在学中、ライブ活動やDJ活動を通じて知り合ったイベントオーガナイザーの依頼を受け、

「アパートメント・アヴァンギャルド 英国−JAPAN 2001 日本の建築家16人展」(ロンドン、ブリストル、エディンバラ、マンチェスター開催)の映像DVD作品に参加。Roland XP-50による空間系エフェクトのフィードバック音を強力にエディットし、建築映像作品の音響表現を担当、作曲・トラックメイクを行った。

音楽は趣味にして銀行や商社への就職も考えたが、「より分かりやすく、多くの人に音楽を届けたい」という思いから、ファミリー層向けの北欧ダンス・ポップを販売したいという志望動機で、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。

退社後、エイベックス・シンガーソングライター・コンテストに応募。一次予選を通過するも最終選考には届かなかったが、その後エイベックス・アーティストアカデミーに入学。音楽理論やDAWソフトを学び、

同校の着信音コンペに応募。

李家幽竹『恋する風水 幸運の着信メロディ』へ3曲提供したことをきっかけに、広告代理店の外注クリエイターとして活動を開始。株式会社ルミネWeb CM向けのお正月ジャズハウス、Casa Lumie向けラウンジソウル、大関株式会社「純米酒こくさらり」Web CM向け癒し系音楽、NEC Corporation「speax」Web CM向けボサノバBGM、NTT「つなぐ。それは、ECO」YouTube CM向け環境音楽などを制作した。

 

 

その後、尚美学園大学大学院 芸術情報研究科 音楽表現専攻へ入学。

Tomita Method研究室にて、作・編曲、シンセサイザー、TDmix、5.1chサラウンド制作を

冨田勲先生に師事し、音楽人生における重要な学びを授かる。

研究室では数多くの楽曲ストックを制作。仕上げ段階では、冨田勲教授よりTDmixと完成への了承を得る。また、「君の方向」という題名のメールで、テクノの動向研究とリムスキー=コルサコフの管弦楽法研究について指導を受けた。

しかし、『冨田勲交響詩ジャングル大帝〜白いライオンの物語〜《2009年改訂版》』サラウンド制作時、「04. ハンターたちがきた!」のサラウンド構成課題において、オーケストラのイコライジングで挫折。

教授からも「この中に君の個性が見当たらない」と叱責を受け、大学院を中退。

 

その後、ローランド・マスタークラスのクラシックピアノコースへ進むが、「データ音楽の居場所はない」と感じ、オーストラリアへ英語留学を行う。

『おかえり、はやぶさ』のテーマ音楽に関し、「テクノ的な部分で至急電話をかけなさい」との指令を受けるも、タイミングと実力が伴わず、オーストラリアとニュージーランドでホームステイ中だったことも重なり、大きな機会を逃した苦悩の中で帰国した。

大学院退所後、研究室で教授・研究員へプレゼンテーションしていたイルカの鳴き声と海の音を用いたEDM作品が、日経CNBC TVニュース番組『NEWSZONE』オープニングテーマ「iluca」として採用され、ケーブルテレビなどで放送される。

続いて、アジア株式市場を扱う番組向けに、琴フレーズのサンプリングを使用した日経CNBC TVニュース『Asia Express』オープニングテーマ「Pacific Tea Time」が放送された。

東京ではiPhoneアプリ用音楽制作のアウトソーシング業務に携わる傍ら、初音ミク楽曲制作や映像制作も学ぶ。

尚美学園大学大学院在学中には、冨田勲先生の作曲による慶應義塾大学創立150周年ファンファーレ録音の補助やDAW整合作業、アシスタントとしてマスタートラック制作に携わる。幼少期に慕っていた慶應義塾幼稚舎器楽部の恩師・梅野先生への郵送作業も担当し、大きな感謝を抱く。

一方で音楽活動を断念しようと考え、工場アルバイトなどにも従事するが長続きせず、人生の方向性を見つめ直す。

この頃、コーチング、ビジネス書、家庭心理学、実演家としてのパフォーマンス論、自身にとっての仕事・生活・成功・ロールモデルについて、多数の人生読本を読み込み、内面的探求を深めた。

その後、EDMアーティストとディレクター、A&Rを繋ぐプラットフォーム「Label Radar」に登録し、完成作品のプレゼンテーションを開始。

EDMアーティストとしては、イタリア・ミラノのHouse MusicレーベルTrax Mission代表であり、ルフトハンザ航空機内番組DJも務めたCarmelo Carone氏と出会い、2019年12月21日、ミニアルバム『Radio Signal E.P.』のライセンス契約を締結。

その後コロナ禍によりリリース延期となるが、その期間中、ロサンゼルス、モスクワ、ヒルフェルスムに展開するMojoHeadz Recordsより、通勤・リモートワーク・在宅時間への癒しをテーマにした穏やかなハウス「Noon」をリリース。

ドイツ・コンスタンツのBring New Unityともライセンス契約を締結。ゲーム『Cyberpunk 2077』へのオマージュとして制作した「Nightdrive」、前向きなダンスチューン「Keep it up」をリリース。

2021年2月15日には、ミラノのTrax Missionより念願の『Radio Signal E.P.』が正式リリースされた。

その後、アルゼンチン・ブエノスアイレスのDbeatzion Recordsより、1980年代Rolandリズムマシンのループを用いた原点回帰的作品「Back to the old school」をリリース。

また、アメリカ・マイアミのBig Tunes Recordsより、鳥の鳴き声をアクセントにしたラテンハウス「Birds」をリリース。同レーベルとライセンス契約を締結し、積極的な作品展開を行う。

ルーマニア・クリュジュ=ナポカのFishermen Recordsとは10年間のライセンス契約を締結。ビンテージな音色によるメランコリックなピアノ作品「Lonely Piano」、勇ましい狩猟の角笛をイメージしたEDM「Hunting Horn」、家庭内の相互理解や投影をテーマにした1980年代風オールドスクールハウス「Fam(Family)」を収録した『Fam E.P.』をリリース。

また、Big Tunes Records主催のRemixコンペに参加し、歌手・女優・TVホストであるSara Oks氏の「My Sister My Brother」に「KENJIES Remix」を提供。

さらに、懐かしいバブル感覚とEDMを融合したユーモラスな楽曲「EDM Samurai」、冬を感じさせるピアノが特徴のEDMラブソング「Get over it(邦題:もう忘れなよ。克服しよう!)」をリリース。

2022年1月21日、ミラノのTrax Missionより、地球への謙虚さと環境問題をテーマにした『Humility for the Earth E.P.』をリリース。

2022年4月30日には、Big Tunes Recordsへ提供した「Sara Oks / Jewish Girl(KENJIES Remix)」がリリースされた。

2022年9月9日には、アルジェリア、インド、ザンビア、ジンバブエに展開するGNIXより「Movin' Sound」をSpotify、Apple Music、Amazon Music、TIDAL、YouTubeなど各プラットフォームでリリース。

 

2022年9月30日には、困難に立ち向かう折れない心をテーマにした「Strength」をアメリカ・マイアミのBig Tunes Recordsよりリリース。

2022年10月15日・16日には、ウクライナ・イズマイールのF-R Musicより、海(Ocean)をテーマにした「Ocean(Radio Mix)」「Ocean(Extended Mix)」、さらに100通以上に及ぶメール打ち合わせを経て完成した、メランコリックなピアノが特徴のハウスミュージック「I Love Oh Oh」を同時リリース。

2023年9月1日、親交の深いイタリア・ミラノのTrax Missionより「Faraway Universe」をリリース。

2023年12月15日には、NAVAHのオフィシャルRemixとして「Tension(KENJIES Remix)」を提供。また、ファミコンの8bitサウンドをEDMとして再構築した「8bit Stars」もリリース。これらの作品は、アメリカ・マイアミのBig Tunes Recordsよりリリースされた。

2023年、ウクライナのF-R Musicより、食文化の大切さとボルシチ(Borsch)をテーマにした楽曲「Picante」をリリース。また同レーベルより、2023年12月23日に寄付支援の意を込めて、クリスマスキャロル「もろびとこぞりて(Joy to the World)」をリリース。

2024年元日、ベルギーのElectric Eden Recordsより「2 EUR Dance」をリリース。さらに1月29日には、Tomita Methodで学んだクラシック音楽のシンセサイザーアレンジとして、メンデルスゾーン「春の歌」をカバーした「Spring Song」をリリース。

過労により体調を崩すも、入院中に制作したユーロダンスナンバー「Never Be Alone(決してひとりじゃない)」を、アメリカ・マイアミのPhat Panda Recordsよりリリース。

退院後は、静かなアンビエント/チルアウト作品をスペインのSa Calma Musicよりリリース。

また、尚美学園大学大学院在学中に完成していたアンビエントバージョン「iluca(Dolphin Swim)[SH-101 Mix]」が、フランスのKlängeよりリリースされた。

2024年7月22日、ウクライナのF-R Musicより、「ねこみみDJ」DJ YURINAとの初コラボレーション作品「Prayer」をリリース。

続いて2025年には、ラウンジ風House Music「Sunset Funky Cats」を、アメリカ・マイアミのPhat Panda Recordsより「KENJIES feat. DJ YURINA」名義でリリース。

同年、KENJIESソロ名義で、深遠なDeep House「Dark Tek」「Tek」を、イギリス・ロンドン近郊のColchesterに拠点を置くレーベルAlmighty 1 Musicよりリリース。

さらに、ブラジルのAK Cartelより「Techno for S.O.S.」をリリース。

2026年には、盟友Carmelo Carone氏とDJ YURINA、KENJIESの3人でミラノと東京のシナジーをテーマにした「Milan Tokyo」がミラノのIMMORTALISよりリリース、続いてスイスのBassfeatureより、DJ YURINAとの共作ピークタイムテクノ「Above The Line」をリリース。

2026年春より、VALS LUDUSフェローに就任。TOMITA METHODで学んだ、シンセサイザーによるクラシック音楽カバー作品をライフワークとして制作している。

 

 

 

 

 

 

​左から 津田賢吾氏 冨田勲先生 (一人おいて)漢那拓也氏 斎藤健児(KENJIES)

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